気持ちを開ける子
高松市が設置している学校運営協議会があり、委員として出席してきました。地域の小学校で、子どもたちの成長や、全国学力・学習状況調査の結果、学校教育自己評価などの結果の報告を受けました。その場でも少しお話申し上げたことですが、子どもを見て取る観点として、その子がどの程度気持ちを開いているのか、または逆に閉じているのかという見方で、できるだけ気持ちを開かせる、言わせる、向き合わせることが大事ではないかと思いました。
学力調査の結果が一つのデータとしてあるなら、学力と気持ちという2つの軸を交わらせて、4象限を作ってみればわかりやすいと思います。僕が大事だと思うのは、気持ちは開いているという状態で、そこには
・気持ちは開いていて、学力も高い
・気持ちは開いていて、学力が低い
ここに居る子どもは、その後も健やかに成長をするように感じています。逆に
・気持ちを閉じて、学力が高い
というのが、学校が見逃しがちな手をかけていかなくてはいけない子どものように思います。
・気持ちを閉じていて、学力が低い
という子どもは、学力の低さという教師にとってわかりやすいサインが出ているので、まだ目をかけてくれそうに思いますが、それも学力の点で目をかける以前に、気持ちの問題をなんとかしたいところです。
子どもの気持ちが開いているか、閉じているかという観点で子どもを見ていると、全ての問題とされている現象は、僕としては整理がつくし、手立てがまだあるように思います。国の施策や教育委員会が、と言い出す前に、日頃の子どもとの関わりの中で、視点、声がけ、大人側の態度、この辺りに手付かずの可能性はまだありそうに思いました。
OSアカデミアでは、
・気持ちは開いていて、学力も高い
・気持ちは開いていて、学力が低い
の状態を望ましいとしています。気持ちさえ開いていれば学力は、その子に応じた成長をしますので、高い、低いは相対的なもので、その子自身の願いや希望に応じた支援/指導をしてまいりたいと思っています。
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