気持ちを十分に育てよう
言葉の力に対して、信じるとまでいかずとも、肯定的な印象を持っていることは、国語の学習の前提として意味のあることだと思います。言葉は、気持ちの結実であり、気持ちは思考の結果です。例えば、親子関係で、親が大好きな子どものことを寝ても覚めても考えている。結果、日常的に子どもへの愛おしい気持ちが高まり、愛情表現が言葉として表出する。もちろん、行動としても発露する、というイメージ。言葉は、思考そして感情の結果です。
言葉の力とは、宇宙に向かってまたは人に向かって発せられた言葉は、それなりの力を持つということです。「大好きだ」と子どもに伝えると、子どもは愛に満ちて、そのような気持ちで居ることができる。反対も然りで、大嫌いだという言葉が子どもに向かって発せられると、その子どもの気持ちは言わずもがな。いずれの言葉も、日々積み重なれば、その子どもがどのように育っていくかは想像に難くありません。
国語の学習とは、そのような力を持つ言葉を学ことであり、言葉に至るまでに必要な、気持ちの整理や思考に使う道具としての言葉を学ぶことにほかなりません。こういうことが幼少期から経験的に会得できている生徒は、学習の意味を自然と理解して、自ら学ぶように見受けられます。一方で、気持ちが十分に育っていない子ども(気持ちを抑圧されたり、無視されり、考えなどを押し付けたりなどされた子ども)は、気持ちと言葉が繋がらないので、机の上のお勉強としての言葉を、頭だけで学ぶことになってしまいます。
もう手遅れだということはありません。親が子にしてやれなかった場合でも、声がけや、自分の気持ちを自分で大切にするあり方を促すなど、子どもにできることは互いに生きている限りあるように思います。いずれにしても、気持ちの成長が、学習の土台には必要だとOSアカデミアは考えています。ぜひ一緒に学びましょう!
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