心の栄養管理 第10話【英語に国語力が必要な訳】
みなさん、こんにちは。
心の栄養管理師、よしみ りかです。
今日は、【英語に国語力が必要な訳】についてお話しします。
前回の<認知の癖>の話から、具体的な英語や国語の話に繋げるのは、少し突飛に感じるかも知れませんが、大丈夫です。安心して読み進めていただけたら嬉しいです。
まず、最初にお伝えしておきたいのは、一対一対応の単語の暗記は、英語力のベースになります。
中学に入ったらすぐやる、単語帳みたいなものですね。小学校で習う漢字と同じで、最初は具体物の名詞や具体的な動きのある動詞が多いと思います。
しかし、一対一対応の単語暗記での日本語訳は、ある程度レベルが上がると、言葉ではない固くぎこちない<機械翻訳>のようなものに聞こえてきます。いわゆる、直訳です。
では、日本語らしく意訳するには、どうしたらいいのでしょうか?
私が、OSアカデミアで、子供たちを見ていて感じるのは、みんな英語を言葉として捉えていない子が多いなあ、ということです。つまり、機械翻訳のように、英語の単語の意味を一つの日本語で訳そうとする。リスニングであれば、頭の思い浮かんだ単語の意味が、文の中で意味をなさない。ということです。
日本語と同じように、英語も、言葉です。
人と人とのコミュニケーションの道具です。コミュニケーションの道具として、使いこなすためには、単語を、日本語を使うように、感覚レベルで掴む必要があるのです。
前置詞はその分かりやすい例ですが、動詞や形容詞でも同じことです。
例を出します。
I have lunch.
私は昼食をとる。
と、訳せるのはなぜでしょうか?
一対一対応の場合、haveは<持つ>です。しかし、<持つ>だけで訳すとおかしい。
haveの意味を感覚で掴むとどうなりますか?
haveは、持つというよりも、何かを所有する、つまり目的語が、自分のものや自分の糧になるイメージです。ランチを所有すると考えると、何かを経験するイメージも、haveの意味としてもつことが分かると思います。経験を所有すると言えば、イメージはつかめますよね?具体的なものじゃなくても、所有している、自分の実になっているというイメージです。
ここまでイメージできてはじめて、自然に、「昼食をとる」と日本語に訳すことが可能になるのです。
そのとき、eatとは違うニュアンスも含まれていることに、気がつくと思います。
これと同じことが、難易度が上がるたびに、たくさんの単語で必要になります。だからこそ、haveレベルの単語が出てくる時期から、英単語や英語を感覚で掴んでいく習慣が必要なのです。
大学入試の読解になってくると、単語+構文を見ながら、ときには主語を補いながら意訳する必要性が出てきます。機械翻訳をしていると、意味が取れません。
そのためには、英語や英単語を、いかに生きた言葉として、感覚レベル(日本語にするとふわふわしていて、たくさんの言葉や文章で説明する感じ)で掴めていないといけないのです。上で、例に挙げた<have>を説明した言葉でわかっていただけると思います。
英語を感覚レベルで掴むには、その手がかりとなる母国語である日本語が、論理的に理解できないといけません。
なぜなら、感覚を言語化するには、国語力が必要で、感覚を要約するためには論理力が必要だからです。
この要約力というものは、人見さんが論理として、徹底して教えてくださいます。是非、国語と合わせて、英語を受講していただけると、その威力がお分かりいただけると思います。
次回は、
【子に何か言いたいとき、自分を振り返る】についてお話しします。
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