受験、お疲れ様でした。
高校も大学も、おおむね合否の結果が出揃いました。指定校推薦や総合型選抜から始まったおよそ半年間の臨戦態勢に幕が降り、OSアカデミアとしてもひと段落です。結果は相手があることですので、相手次第ですが、自分がどのような意識でこの壁と向き合ったかをいま一度振り返っていただきたいと思います。安易に見栄えの良い学校名だけを取りに走ったのか、それとも最後まで自分の学力を積み上げることに傾注し、具のたっぷり詰まった餃子のような状態で挑んだのか。大きくこのような傾向に分けることができるように思われます。
このことは、学習が自分の外にあるのか内にあるのかという決定的な違いを示唆している点において、とても大切なことです。当然、後者が内に学習があり、内発的動機や面白さ、自分の世界の広がりや豊かさを感じながら学びを深めている状態であり、前者は学習や学歴に自分の鎧のような意味を持たせ、自分を守り、愛される道具として位置付けているかのように見受けられます。
いずれの状態も、いまの自分に必要なものを手に入れたという意味で、良し悪しはありません。ありませんが、露呈した結果は自分と向き合う格好の材料となります。合否に一喜一憂することもあると思いますが、あくまでも通過点です。合格した先においても、不合格で希望が叶わなかった場合でも、「こうでなければダメだ」と思い込むのは勝手ですが、自分は何に拘っているのか、何に縛られているのかを考え、そこから自由になることは自分自身の仕事です。
大きく言えば、精神的な甘えが露呈したり、それを乗り越えたりする意味で、受験は乗り越え方がとても大事だと考えます。結果は結果です。それを受けて自分はどのようにありたいのか、いまこの瞬間からのあり方に思いを馳せて、それぞれに総括をしていただきたいと思います。いずれにしましても、塾生におかれましては、本当にみなさん最後まで粘りながらよくがんばりました。厳しい入学試験に立ち向かったみなさんに、敬意を表し、労を労いたいと思います。お疲れさまでした。
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