これまでの積み上げをどう見るのか
「進学できる学校がない!」と言うと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、そのくらいの勢いで受験を心配する生徒がいます。そこまでの明言はなくとも、真面目に頑張っているのに伸び悩む生徒に共通すると思われることは、これまでの積み上げを実感できない精神のあり方です。足し算や引き算にはじまって、ずっと小中高とやってきた学習の成果の上に今があるのです。仮に今が志望校に到達できる偏差値が無くても、必ずどんな小さな成果でも「ある」のです。積み上げてきたものが。それを「ない」「まだない」と見... 続きを読む >
学びの原点とは
歴史が好きな人の理由はさまざまだと思いますが、私の場合は、自分という存在への感謝、そして自分が世界(宇宙)と繋がっている存在であるという感覚が、興味を持つ根っこにあるように思います。歴史的な転換とも言える大きな出来事で言えば、徳川家康が泰平の世を築いてくれたおかげで自分があるし、幾多の大戦の犠牲や戦果によって日本があり、先祖が血を分け合ってくれたおかげで自分があるという感覚でしょうか。
自分だけは特別で、自分だけは一人で生き延び... 続きを読む >
働き方改革をめぐって(気持ちと言葉の観点から)
地域の小学校の学校運営委員を拝命している関係で、毎月、学校だよりが届きます。今月はそこに、働き方改革のことが書かれていました。教員の体調や家庭も大切と考え、業務の見直しや検討が必要だとのこと。とても大切なことだと思います。教育とか学校の役割を、「できることを増やしていく」と考えている限り、時短の流れとは葛藤するしかありません。しかし、先生もしっかりと個人の時間が確保できて、忙しさに忙殺されることが減るのであれば、私は心と心を通わせながら子どもと向き合うことができるのでは... 続きを読む >
楽しく学ぼう(学び方はそれぞれ)
学力を高めたいと思ってきてくれる生徒ばかりにあって、これまでは塾である程度決めた問題集を、英語も国語もやっていました。しかし、一人ひとりの特性にあったやり方で、いかに楽しく学べるかを考えていくと、学ぶ方法や教材などから一人ひとりに合ったものを提供したいと考えるようになっています。
例えば、英検や共通テストの英語や国語に挑もうと考えている生徒がいるならば、過去問をこなすことは避けては通れないと思います。しかし、そこまでに至る過程は... 続きを読む >
それで誤解されてるのかー
国語は感覚やセンスの科目ではない、論理の科目だと言うことは30年あまり前に出口汪氏の主張で、それは大変な支持を集め得たわけですが、やはり言葉なんだからセンスだろうという向きはあって、誤解されている人も多いと思います。
誤解のポイントを私なりに考えてみると、これまでこのブログでも書いてきているように、言葉というのは、無機的な記号ではなく、気持ちから立ち上がってくる意味や感情のあるものだということと一緒になってしまっているように思われます。例えば、算数であれば... 続きを読む >
CONTACT
OSアカデミアへのご相談・お申込はこちらMORE