OSブログ

2017.01.22

キャリア教育

職場体験というものが中学生の授業時間に組み込まれ、
わたしは正直、大変だな、と思います。
何度か、その受け入れ現場に遭遇したことがありますが、
だいたい、借りてこられた猫のようにおとなしくなっています。
その教育の是非を語るには、わたしは傍観者に過ぎるので
ここでは書きませんが、将来の職業といまの教育を結びつけて
考えることによって、学習意欲を高めようみたいなことが
その真意なのだろうかと想像します。

夢なんてないし、やりたいこともよくわからない
という生徒は、わたしは大歓迎です。
持たされた夢であれば、ない方がましだし、
大志を抱いていない周囲を和ませるヒョウキン者こそ、
愛すべき生徒のような気がしてなりません。

いま書きながら思いましたが、なりたい職業と言いながら
既成の職業の枠組みで選ばせるというのが、その授業の限界ではないか。
先日も、自動車販売店に職業体験の生徒がいました。
生徒に聞くと、クルマが好きだからという理由だそうです。
自動運転の研究者に会うとか、クルマのデザイナーに会うとか、
そういう工夫を学校はしてくれないのかと思ったものです。

昼からスーパーのフードコートで油を売っている高齢者の話に
1日付き合う方が、得るものが大きいのではないかと思ったりもします。
夢は大事ですが、持つ事に焦りを感じなくていいし、
それよりも、社会に対する正義とか願いみたいな気持ちを
自分なりに膨らませていってほしいなと思います。
そういう気持ちが、いつか職業というカタチを成してくるのですから。
芯のない人間になっても、つまんないよ。

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