2023.09.22
言葉を知る意味
その言葉を知らないと、そのことについての考えが深まらない。これは一つの真理と言えると思います。
例えば、愛という言葉を知らなければ、愛について深く考えることができない。しかし、幼児は知らなくても体験はしていることがある。親に抱きしめられたり、自分の要求を口にしても受け止めてくれたりする日常の出来事は愛の一つの現象面で、言葉を知らない幼児でも、経験として愛を知ります。
しかし、それが愛という概念だと知るのは、愛という漢字を習う小学4年生でしょうか。経験という具体を、愛という言葉、抽象に置き換えて、言葉によって考えを深め、生き方と向き合う初期段階だと言えます。
同様に、例えば「権利意識」という言葉を国語で知りつつ、社会科でその具体的事象を学び、温暖化など環境に関する言葉を学びつつ理科でその仕組みを学ぶなど、具体と抽象を行き来しながら私たちは自己の生き方やあり方を深めることができるのだと思います。
高校生になれば、演繹と帰納、弁証法など、より高度な概念を国語を通して学びます。言葉を知るだけでなく、演繹と帰納は数学における頭の使い方だと認識ができるし、弁証法は実際に小論文を書くときの構想の土台として知っていると使えます。
言葉を知ることは、抽象を理解することで、抽象的な思考が人の生き方や人生の活動をより豊かにしてくれます。ぜひ一緒に学びましょう。
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