テストがこの世から消えても
OSアカデミアには、成長意欲の高い生徒ばかりが集まっています。ありがたいことです。それぞれに点数とか偏差値、志望校の目標を持っています。そして、現実としては、そういう目標に寄り添っている学習塾に違いありません。しかし、私自身は、国語や英語を通して、「生きてく言葉を獲得する」ことに主眼を置いています。仮に、テストがこの世から消えても、OSアカデミアは、国語と英語という語学を通して、子どもたちに語りかけたいことはたくさんあります。
例えば、書かれてあることを正しく読み取ることは、AIがやってくれるかもしれません。今でも要約を要求すれば、気の利いた要約が為されます。しかし、日常生活に於いて、ものを見る目や思考の癖は、AIに逐次指示をもらうわけには、今のところはいきません。言葉で混沌とした状況や感情を整理できるか? これは、混沌を言語化してAIにインプットしない限り、AIも整理のしようがありません。どこまでいっても自分の思考と感情の問題です。つまり、言葉の問題です。具体と抽象を行ったり来たりしながら、概念を獲得したり、自分なりの言葉の定義を獲得することです。
また、例えば生きていく上でネガティブな感情や経験を持つことは誰にでもありますが、それをどのように捉え、考え、生きていくのかは、AIの知るところではありません。自分自身が24時間365日寝ても覚めても頭から離れない思考と感情です。それを影とするなら、物事を客観視できる人は地面に映った自分の影のように、一定の距離を保って、冷静に観察することができそうですが、主観的な思考にどっぷり浸かっている人は、影が自分を襲ってくるかのような感情に囚われて、気の休まる暇がないかもしれません。さらに、影は光を知るために大切なものですが、その影の意味は、自分で見出すしかありません。AIが一般的な意味は列挙してくれても、あなたの経験における影の意味は、あなた自身で感じ、考え、決着をつけるしかありません。それが生きてくことです。
言葉の学習は、このような大切な要素が詰まっています。私自身、言葉に助けられて今日まで生きてきました。ですから、その経験を通して、テストの点数を超えて生きてく言葉を磨くことを、子どもたちにも感覚として会得してもらいたいと思って塾をやっています。もし学校がテストをしないとなっても、OSアカデミアは、国語や英語を通して、このような力を提供する学びの場であり続けると思います。
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