OSブログ

2017.04.10

162【一人ひとり】

子ども一人ひとりを大切にする。

これは、子どもを預かるOSアカデミアとして、

第一に掲げる価値意識だと考えています。

それは、耳障りが良く、当たり前に思えますが、

「一人ひとり」と「大切」というニュアンスが、

高度経済成長期の流れから

変わろうとしていることに気づかされます。

その変化のなかで、「一人ひとり」と「大切」を

とらえないと、ただのお題目になってしまう。

 

高度経済成長期には、一人ひとりの価値観は

あまり重要ではなく、

とにかく、この国が経済で強くなるために

労働で尽くすという考えが蔓延していたし、

疑う余地のないものだったように思われます。

 

しかし、経済が十分に強くなった

つまり、プラザ合意で円の価値が

ドルに対して上がったときに、

この国「全体」の目標は喪失したまま、

わたしたちは、

そのことを誰からも明確に言われることもなく、

なんとなく目標を失い、思考停止している。

 

ニートや引きこもりだって、

バカではありません。

高度経済成長期から続く漠然とした価値観である

「いい会社」と言われている企業が

リストラを行い、退廃するムードのなかで

不正が行われ、株価は暴落し、倒産していく。

「いい学校を出て、いい企業に入れば

幸せな人生が待っている」

という価値のレールの上を

黙って歩いてきた子ども、

親や先生に賞賛されそうな願いや夢を

自分の願いや夢と勘違いしていた子どもは、

生きる見通しを失い、ある朝、起きることが憂鬱になる。

引きこもっても無理はないかもしれません。

 

「全体」とか「主流」という生き方への

疑問とか信頼性の揺らぎを察すればするほど、

「個」の時代という認識は高まり、

全体の目標はなく、「個人」の目標、

全体の夢はなく、「個人」の夢

ということが大事にされないといけない時代です。

 

こういうことを認識したうえで、

「一人ひとり」の夢や願いと対峙する重要感を

OSアカデミアは常に持っています。

漠然としたお題目ではないということです。

 

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