心の栄養管理 第6話
心の栄養管理 第6話
みなさん、こんにちは。
心の栄養管理師、よしみ りかです。
今日は、【自分の感覚を知る意味とは?】についてお話しします。
前回、感覚とは、人それぞれ固有のものである。というお話をしました。
特性という言葉もよく聞かれるようになりましたが、特性=障害ではありません。
特性は、誰しもが持っている、その人なりの性質です。
今の学校生活では、集団での規律、文科省の学習指導要領に添えない子どもたちは、はじかれます。
出来ない子、困った子、勉強の苦手な子、しんどい子、と大人にジャッジされ、子ども自身も生きづらさや、自己評価の低さを抱えて生きていくこととなります。
これは、言い換えれば、子どもに、あなたの個性や心よりも、集団としてまとまることや政府の決め事の方が大切だよ、と伝えていることと同じだと、私は考えています。
そして、「んなわけあるか〜!」と思っています。
問題は、大人の誰もが、子どものSOSや、そのSOSの出所に気づけない、大した問題ではないと思っていることだと思います。なぜなら、大人自身もそんな環境で育ってきたし、「そんなもの」だと思っているから。
そんなものだと思ってきたとして、これからもそんなものでいいんでしょうか?
と私は思います。
よくないよね。変えれるなら変えたいし、変わりそうもないなら、今ここで自分から変わりたい。と思うのです。
出来る子、困らない子、優等生が、生きづらくないか?というと、そんなことはないんです。
これは、大人になってから、よく見えてきたことですが、優等生にも、自分の感覚と、社会通念や親・先生からの期待とのギャップが、無意識の中に存在します。
自分の感覚を知ると言うことは、つまり、【自分を知り、社会を知る】ことです。
学校で、家で、勉強をしながら、自分の得意不得意、好き嫌いを知る。
みんなと違う、みんなと同じ、少しだけ違う、自分はこう感じる、それを知ることで、社会で求められることと、自分の快・不快のギャップを知ることが出来ます。
これが、とっても大切なんです。
みんな、社会から求められるものに応えられる自分を、良し。
応えられない自分を、悪。
としてしまいます。
でも、大前提として、私たちは、まず、自分自身として生まれてきています。
なので、何を感じてもいいんです。何を感じても大丈夫。
感じ方が、社会の求めているものと違っても、とりあえず、よし!
感じ方が、みんなと違っていても、とりあえず、よし!
そこがスタートです。
自分を丸っと認めてあげること。
これが、人生の土台になります。
これは、姿勢です。在り方です。
少し、難しい話になったかもしれませんが、自分の感じ方を自分で良しとして、掬い上げる。
この作業が、社会がどう移り変わろうとも、自分らしく生きていく軸となっていきます。
でも、それと、成績がどう関係してくのでしょうか?
次回は、【感覚と学び】についてお話しします。
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