OSブログ

2024.11.11

これまでの積み上げをどう見るのか

「進学できる学校がない!」と言うと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、そのくらいの勢いで受験を心配する生徒がいます。そこまでの明言はなくとも、真面目に頑張っているのに伸び悩む生徒に共通すると思われることは、これまでの積み上げを実感できない精神のあり方です。足し算や引き算にはじまって、ずっと小中高とやってきた学習の成果の上に今があるのです。仮に今が志望校に到達できる偏差値が無くても、必ずどんな小さな成果でも「ある」のです。積み上げてきたものが。それを「ない」「まだない」と見るのか「ここまでよくやってきた。あと得点を2割積み増そう、どうしようか」と順序立てて考えることができるか。その違いだと見受けられます。

 

 

「ある」と思う人は、「ある」ものを土台に、それに達成感と充足感を感じながら、豊かな気持ちで次の一歩を進める。

「ない」と思う人は、「ない」焦りを土台に、さらに高い目標を目指し、焦燥し、空転し、疲弊し、最後はギャンブル思考です。一足飛びに高みに行こうとして、それは行ける場合もあるけれども、2回と同じ確率を引き当てることは、極めて稀だろうと思います。

 

生徒に言いたいことは、私たちは、「ある」のです。目がある、鼻がある、口があるにはじまって、ご飯がある、寝る場所がある・・・「ある」上に生きているのです。その実感とありがたさの上に、次の小さくても確かな一歩が踏み出せる。伸び悩む生徒は、焦りに疲弊し、さらに高みを目指そうと地に足のつかない頑張りにいっそう疲弊しています。

 

では、「ない」と思う人に、「ある」と思うことができるには、どうすればいいのか? 一つの可能性は、「ある」ものを日々確かめるように生きることだと思います。ノートに、次の3つを日々記録してみてはどうでしょうか。

1、今日の達成(例:○ページまでやるという今日の目標が達成できた)

2、今日の幸せ(例:黄色の蛍光ペンのインクが綺麗に出た!)

3、今日の感謝(例:家に帰ればご飯があった!ありがとう)

どんな小さなことでも「ある」ことに感謝し、いま、ここで幸せを実家できる気持ちが、学力にも繋がります。これはOSアカデミアの仮説ですが、大きく外れていないと思います。この時期に志望校までの距離に焦っている生徒は、上を見ずに、足元を見つめて、確かめて、感謝し、その豊かさを感じながら受験までの日々を過ごして見てください。きっと、変化があります。腹の底から込み上げるぬくもりのようなものが、力に感じられたなら、地に足のついた歩みを踏み出せるはずです。

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