OSブログ

2024.11.16

個の保障

前回のよしみさんの投稿を受けて、やはりますます思うことは、私たちは自分という存在に無自覚に過ぎているなあということです。文科省の定める学校教育のいずれかのプログラム(普通級とか支援級といわれている)に従順であることが、「良い子」「立派な子」として「評価する仕組み」までが整っているのが現状です。そして、それを支配している最大の本質は時間です。時間までにできなければ、劣っている子、とされます。仮に学習のある単元で、その子がずっと興味を抱きつつも、学校の学習内容では自分の疑問が解消されず興味が持てずに試験で点数が取れなければ、それはできない子とラベリングされてしまいます。別のアプローチや観点で興味関心を深めていくと、その子の目は輝き、誰よりも没頭するかもしれないにもかかわらず!

 

自分を自覚し、さらに自分を大事にするとは、時に公教育の流れから置いていかれることも自分に容認するということです。容認し、自分は自分の興味関心を選んだと自覚し、責任を取ることです。その責任とは、学校の成績や評価への責任の範囲であって、一方、自分に嘘をついて、気持ちを殺してでも公教育についていく子どもは、自分の興味関心を二の次にすると判断をしたのです。それはそれで、自分を見捨てるという責任を、人生の中で取っていくことになります。

 

どこかSNSで見聞きした記憶でしかありませんが、この国は、教育にお金をかけてこなかった(国家予算における文科省への配分は、いつも最下位に近い)。そのツケとして、多様性を育む教育ができないという現状を生んでいると言うのです。多様性とは、個の保障であり、一人ひとりを丁寧に見るには、教員の人員配置や教室の作りから変わってくるはずです。

 

OSアカデミアでは、一人ひとりと丁寧に向き合い、その子の特性にあった指導をしています。高校3年生の英語の読解問題で、毎回音読をさせ、一緒に構文を取り、前から意味のまとまりごとに訳を一文ずつさせていた生徒が、英検や校外模試で、大問丸ごと満点を取るに至ったケースは、その一つの成果です。それはその生徒を見ながら、伸びるであろう「方法」から考えた一つの例です。

 

予備校のような大教室の一斉授業で伸びる生徒もいれば、個に寄り添い、その子の特性を見取る中で方法から考えて指導することで伸びる生徒もいます。まだまだ小さな多様性の芽ですが、OSアカデミアとしては何より大切にしていきたいと考えています。ぜひ一緒に学びましょう。

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