OSブログ

2024.11.21

不確かな時代?

これからの社会の不透明感を「不確かな世の中」だという言葉で表現され、教育の現場でも目にすることが多々あります。いつの時代も、不確かではなかったのか?と思います。このように声高に言う背景には、意地でも未来を見通してやろうという強力な未来志向があるように思います。そして、課題を先取りし、課題を設定し、解決に導く力が大事だという主張がだいたいセットです。そして、それは唯一解があるわけではないのでいつまでも語られ、無責任な口癖のようになっているように思われます。

 

いつの時代も未来は不確かで、経済が成長している時には、その不確かさを楽しむゆとりみたいなものが社会全体にあり、未来に対する不確かさは脅威ではなかったけれど、現在はそうではないというだけのことだと思います。私は、未来志向も大事ですが、現在、つまり「いま」「ここ」を感じ、味わい尽くすことが、これからはもっと大事なんだと思っています。つまり、未来のまだ「ない」ものを見るよりも、いま「ある」ものに足をつけ、そこで満たされた感覚や感謝の感覚を持つことで、おのずと次の一歩は出るのだと思います。

 

不足感や欠乏感を持つ人の発想法と、満たされた感謝を持つ人の発想法は、まったく異なると思います。高度経済成長期やバブル経済を経験していない若者は、欠乏も不足もないのではないかと思うし、彼らの発想法は、課題を発見したり、無理に未来を構想するものではないように思われます。若者に限らず、誰もが等しくできるのは、「いま」「ここ」を感じ、楽しみ、感謝をすること。

 

学習もそうですが、学校は、足りないところに焦点をもっていって、その課題を解決することに意識を向けるアプローチを取りがちです。その方が生徒を掌握しやすいし、評価しやすいのだろうと思います。税金を使っての教育は特に、評価が不可避だという事情もあろうと思います。だから、子どもたちも不足や欠乏に意識を向け、自信をなくし、「自分は自分のままでいいのだ」と言っても、ピンと来ない顔をするのだろうと思います。

 

現在を充分に味わうことが、生きることだという基本に立ち返りたいと思います。受験指導も同じで、不足に意識を向けるよりも、これまでの積み重ねを土台に一歩ずつ進めることが、結局は功を奏します。それは、地に足がついているからです。つま先だって、挙げ句の果てには浮き足立つと転倒し、再起に膨大な時間がかかります。ぜひ、OSアカデミアで地に足のついた学習を積んでいきましょう。

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