心の栄養管理 第8話
みなさん、こんにちは。
心の栄養管理師、よしみ りかです。
今日は、【学びと勉強】についてお話しします。
前回、私を例に、個人の感覚の特徴についてお話ししました。
私の場合、英単語や漢字を覚えるのが苦手ですが、ドラマや人の真似をするのは得意。
ならば、ドラマに出てくる台詞、小説に出てくる文章で覚えたら、楽に楽しみながら勉強ができる。
また、香りや心の動きに関する表現については、興味が持てそうだ。
これを、学校の勉強とどう繋げるの?
というところでした。
まず、結論から言ってしまうと、繋げません。
何故か。
それは、そもそも、学校の勉強は目的ではなく手段だからです。
でも、学校に通っていると、それを見失いがちなんですよね。
学校での勉強や成績が目的になってしまう。そして、それがイコール〈学力〉だと思ってしまう。
自分の感覚の特徴は、学校の勉強に【だけ】通じるものではありません。
学校の勉強【にも】通じるものです。
子供に持ってもらいたいもの。
それは、【自分から勉強する姿勢】
という親御さんは多いです。
主体性を持って欲しい。
自主性を持って欲しい。
本来、勉強とは、学びであり、楽しいものです。それが、〈しなくてはいけない〉ものになり、苦しくなるんですよね。
ならば、取り戻すのは、まず【学びは楽しい】という気持ちです!
学校で習う単語と違っても、自分にとって新しい単語ならそれは、学び。
授業では読まない専門書や小説でも、自分にとって知らない知識や体験をさせてくれるなら、それは学びです。
自分が楽しいと思える学びを続けていると、自分のツボが、自分で分かってきます。
そうなったらしめたもの。笑
学校の勉強もコツがわかったり、工夫の仕方がわかったり、分からないところが分かったりします。
自主性の復活です。
自分に寄り添った学びを楽しむことで、勉強を学びに変える。この技術は、人によって方法が違いますし、個性の宝庫です。
でも、この技術を学生の頃から身につけておくと、長い人生の中で、色んな場面でそれを活かすことができます。
それが、自分を知るということです。
次の成績を上げたい。できるだけ簡単に。早く。
そう思っていると、今回のお話は遠回りに思えるかもしれません。
でも、急がば回れ。
長い人生で必要になるのは、テストの点数ではなく、学びたいという意欲です。
順番を間違わないようにしたいですね。
次回は、【認識の癖を見抜くコツ】についてお話しします。
少し難しそうに聞こえるかも知れませんが、とっても簡単で、ホッとするものです。
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