2022.10.23
抽象的思考力は国語中心に
算数や数学の文章題は、個別具体の事象です。例えば、太郎くんは何時何分に家を出て時速○キロで公園に向かった。次郎くんは・・・というのは具体。それを数式という一般に変換する時に、何をxとして、何をyとするかを決めなくてはいけない。関係性を見てとるとは、まず見るべき要素を定める必要があります。具体的事象を理解し、要素を特定し、関係性を見定め、数式という一般に変換する。これが、算数でいうところの具体から抽象です。
具体と抽象の往還は、数学にも国語にも、英語にも共通するところです。ですから、教科横断型で取り組むことで相乗効果が上がると考えています。これが、論理は全ての科目の土台であると言われる所以だと考えています。ただ、言語活動は日常ですから、国語を皮切りに論理的思考を学び、具体と抽象を意識することを始めることがもっとも入口としての敷居は低いと思われます。
いずれにしても、抽象的な思考を高めるという観点で全教科がそれぞれに具体と抽象の往還を意識すると、子どもの頭の中は明晰になるはずです。OSアカデミアで国語や現代文の満点獲得者がまぐれではないのは、こういう観点での指導の成果だと分析をしています。これはものの見方であり、学力に依らないと考えています。そういう観点を授けて一定の訓練を積めば、誰でも無理なくできるようになるはずです。国語は。数学は、数学の約束事を理解した上で、英語は単語や文法のルールを理解した上ではじめて威力を発揮しますが、国語は成果が出やすいのだろうと思われます。
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