心の栄養管理 第26話
こんにちは、心の栄養管理師、よしみ りかです。
今日は、「“できるようになった”より、“分かるようになった”」についてお話しします。
塾に通っていると、
「できるようになりました!」
という言葉を、よく耳にします。
問題が解けるようになった。
点数が上がった。
英語が聞き取れるようになった。
もちろん、それは大切な変化です。
でも、OSアカデミアが一番大事にしているのは、
「できるようになった」よりも
「分かるようになった」瞬間です。
間違いの原因は、「分詞」ではなかった
ある生徒が、模試で4択の英文法問題を間違えました。
正解は「過去分詞」。
本人も、
「分詞が分かっていないんだと思います」
と言って、文法書で分詞の項目を繰り返し勉強していました。
ここまでは、とてもよくある流れです。
でも、私は何をどう間違えたのか知りたいので、
間違えた問題を、実際に見せてもらいました。
そしてそれを一緒に丁寧に見てみると、
実は、ズレていたのはそこではありませんでした。
その生徒は、
叙述用法でしか使えない形容詞を、名詞を修飾する形で選んでいたのです。
(asleepをbabyの修飾として選んでいた。)
つまり、理解すべきだったのは
「分詞の使い方」ではなく、
その形容詞が、どんな場面で使える言葉なのかという点でした。
ピンポイントで向き合うと、理解は動き出します。
そこで、その形容詞の用法に絞った問題を用意しました。
すると、やはり最初は同じ間違いをします。
でも、それは「分かっていない」のではなく、
今まで整理したことがなかっただけ。
時間をかけて、
・どういう文では使えるのか
・なぜ名詞を直接修飾できないのか
を一緒に確認していくと、
少しずつ
「あ、そういうことか」
という感覚が出てきました。
しばらくして、最初に間違えた問題をもう一度見せると、
今度は迷わず正解。
このとき起きていた、本当の変化
この生徒は、
「分詞ができるようになった」わけではありません。
“なぜ自分は間違えたのか”が分かったのです。
そして、この「分かった」という感覚は、
ただ正解できた、という話では終わりません。
・次に似た問題が出たとき
・別の単元で迷ったとき
「何を復習すべきか」を
自分で見つけられるようになる。
ここが、学習において一番大きな変化です。
OSアカデミアが大切にしていること
OSアカデミアでは、
「できる/できない」よりも、
「どこで、どうズレていたか」を一緒に見ます。
点数や正解は、結果としてついてくるもの。
でも、学習を前に進めるのは、
自分の理解を自分の言葉で捉え直す力です。
それが身についたとき、
人は「やらされる勉強」から、
「自分で進める学び」へと変わっていきます。
次回のブログでは、
その“分かった感覚”が、どう行動の変化につながっていくのか
について、もう一歩先の話を書いていく予定です。
勉強が伸び始める子に共通しているのは、
特別な才能ではありません。
自分の状態を、正しく見る力です。
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