指示待ち人間のつくられ方
昨日の授業では、子どもたちの発想を互いにまなび合い
驚きや共感、納得、痛快、思慮、そんな表情が
見受けられました。
やったのは、正解のない問いに対して
自分はどのように考えたかということの発表。
正解がある、または正しい知識を覚え込ませる
という学習は、何を意味するかと言えば、
どこかに誰かが考えた正解が存在するということ。
一定の知識・技能は必要ですが、
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論理的な頭の使い方ができる子ども
「例えばね・・・」という展開は、
論理的な展開です。
「今日、色オニをして遊んだよ」
という子どもに、おうちの人が
「色オニってどんな遊び?」と聞くと、
ルールを説明して、それを具体例で示して見せる。
「例えばね、オニの役の人が赤って言うと
みんな、赤いものを探して触らないといけないの」
という感じです。
国語の文章において、筆者の主張は、
常に抽... 続きを読む >
未知読みと既知読み
「ぼくは、お母さんと買い物に行って
ジュースを買いました」
というような、子どもが日常ですでに体験した
ような文章を読むことを「既知読み」と言います。
これは、お茶の水女子大学名誉教授の
外山滋比古(とやま しげひこ)さんの著書に出てきます。
一方で、まだ体験したことのない文章や
抽象度の高い文章は「未知読み」と言います。
「人生は愛である。」とか
「日本の... 続きを読む >
「他者意識」が論理を育てる
赤ちゃんは、泣けばお母さんが
その意味することを察し、
満たしてくれます。
その延長に幼児の感情語があります。
豊かな喜怒哀楽は、キャッチ―な表現ですが、
それだけでは、伝わるはずもありません。
感情に対するものは、論理。
「わたしは、こう思う」
「例えばね・・・」というイコールの関係。
「A君は、こう言っている」
「でもね、」という対立関係。
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すべての科目の底上げは、言葉の力
例えば、小学生の算数のテスト。
問題文の理解が浅いために、
間違っているということは多い。
子どもに問題を解釈してやると、
「ああ、わかった!」と
解法をスラスラと言い出すことも。
「やったこと、ある!!」とさえ・・・
文章の理解力が、算数の成績に
影響しているのです。
とりわけ、小学3年生くらいまでは、
言語運用能力が個人でばらつきが
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